小学校での英語教育
基本的には賛成の立場をとりたい、と思うのです。
しかし、いつものことながら、文部科学省の方針と方法については、疑問点がたくさんありすぎて、
素直に賛成ができないというのが、正直なところです。
わたしは現在、40歳を超えて英語を読みたいと再勉強中の真っ最中ですが、その目的は会話ではなくて
原書を読みたいがためです。それも、ファンタジーであったり、ミステリであったり、SFだったりするわけです。
英語教育と言われて、いつも不思議に思うのですが、中学・高校・大学と、長い人は10年もの間、英語に
触れていながら、一冊の英語の本(どんなうすっぺらいものでもいいです)を読み切った人はあまりにも
少ないのではないでしょうか?
これは非常にいびつな事態です。
日本語の本でも、読んでいておもしろい本は、最後まで読んでしまうでしょう。
現代国語のブチキレの文章だけで、文法は学べても、読書の楽しさは感じられません。
読んで意味がわからないのに、話せるでしょうか。
小学校のこどもたちに、話すことを先に教えるのではなく、たとえば、童話。
「イソップ物語」でも、「マザーグース」でも、「くまのぷーさん」でも、「星の王子さま」でも、
とにかく読む楽しさから教え始めてほしいと痛切に願っています。
おもしろいと思えば、こどもたちは勝手に読み始め、読むことが増えれば、自然に英語に慣れ、
慣れれば、話せるようになるのは、すぐです。
わたしでさえ、英語をとにかく見るようになってから、映画でのセリフの見当がつくようになって
きているのですから。
ひとりで読めるようになる英語教育。 そういう方針をもっと取り入れていって欲しいと
思います。
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コメント
お説に全面的に賛成です。よく「読み書きはできるが、会話は苦手」と云う人に出逢いますが、ウソですね。英語が話せる人は案外多いが、読める人、書ける人はきわめて少ないのが実状です。
英語はreadingが基本です。読めれば書けますし、書ければ話せます。一方その逆は成り立ちません。
私に云わせれば英語習得の要諦は「英語を勉強するな、英語で勉強せよ」です。readingは学生達にとっては「英語で勉強する」ほぼ唯一の方法ですが、会話重視の結果きわめて軽視されています。かようなことでは近頃の学生達の英語能力低下も当然でしょう。
英語でのreadingの基礎に日本語での読書があります。日本語の本が読めないのでは英語の本が読めるわけがありません。藤原正彦氏の「国家の品格」で氏が国語の重要性を唱えていることはよく知られていますが、読書の効用を特に強調されていることは案外見過ごされているようです。
投稿: 50名山 | 2006/06/11 08:36